カテゴリー別アーカイブ: 書物紹介&書評

キリスト教は邪教です!


 高名な哲学者のニーチェが、言っているのですから、間違いないでしょう!
 ここまで書いちゃっていいのかと思うほど、悪口雑言の限りをつくしている」って感じ。

 無人島に本を1冊だけ持っていくとしたら、「聖書」とか言われて。
 そんな大事な本を読んでないと云うか、読もうとするがテンデ歯がたたない。」と落ち込んだ気分で、ずっと来ていたが。
 邪教の本なら、最早、読む必要なし、落ち込む必要なし。=いや、すっきりしました。=ニーチェさん、ありがとう。

 ともかく、排他的一神教は、恐ろしい。
 一神教では、戦争=聖戦になるのだから。
 1000年以上も抗争を繰り返し、未だに先の見えない、テロと報復の空爆とかの応酬をやっている。

 神の問題は、あの世の問題だから、どちらが正しいかは、あっちの世に行ってからやってもらいたい。
 この世では、多神教を信奉する我々には、はた迷惑。
 地球がオカシクなろうとしてる時、キリスト教、イスラム教の指導者は、何を考えてるんだろう? 

この本の著者たち

 ワードプレスの本は、既に、10冊ばかり持ってますが、またまた、ワードプレスの新しい本を買い込みました。
 本ばかり買い込んでも、技術はいっこうに進歩せず、困ったもんですが。
 
 400ページを超える大型本。 僕が、これまでに買ったワードプレスの本の中では、もっともレベルが高いです。

 本の内容は、ちょっと置いておいて、今回の話題は、著者たちの住所です。
(1)宮内隆行(主著者)=和歌山県串本
(2)西川伸一=タイ、バンコク
(3)岡本渉=新潟県長岡
(4)三好隆之=福岡県福岡

 従来、この種の本で、きちっと書かれたレベルが高いのは、大学の研究室周辺か、六本木ヒルズや渋谷辺りの名の知れたIT企業の著者が多かったのですが。
 今回のこの本の著者に、首都圏在住の人は、いません。
 もっとも、4番目の三好さんは、大都会の福岡に住んでおられ、wordpress のプラグインでは、有名な Contact Form 7 の作者ではありますが。

 主著者の宮内さんは、黒潮洗う串本へ住んでおられ、悠々と、スキューバダイビング(インストラクター)を楽しんでいながらの仕事です。
 でも、田舎に引きこもりきりではなく、ロンドンで、wordpress の会合があれば、出かけるとか、仕事と生活を楽しんでおられる様子。
 しかも、著者4人が、遠く思い思いの地にバラバラに住んでいながら、質の高い良い本が書けるって素晴らしい。
 自分が若く、能力があるなら、こんな生活スタイルが憧れですね。=いや、羨ましい。
 

趣味は、世間の悪口を言うこと

 日本はいい国ですか?で紹介した、曽野綾子さんの本(非常識家族)に出てくる主人公の家族のお祖父さんの趣味の一つは「世間の悪口を言うこと」です。

 この家族の家は、2世帯住宅で、お爺さんが建てた3階建の2階以下に息子夫婦と孫を住まわせ、お爺さんは、お婆さんと2人で3階に住んでます。
 世間では、階段の上り下りが大変なので、普通は、年寄りが階下に住みますが、「俺が建てた家だ。 日当たりの一番いい3階に、俺が住むのが当たり前だ。」と言って、3階に住み、3階に大きな風呂を作ってます。
 夜は、その大きな風呂に、電気を消して浸かり星空を眺めながら、「こんな夜遅くまで、国会なんかで、不毛な議論をやっている奴もいると云うのに、俺は、悠々と風呂に浸かって、哲学的考察をしている=王侯貴族の気分だな!」って、うそぶいているお爺さんです。

 主人公である孫の名前は、「佐藤大介」。 女の子に「僕、さとうだいすけ、です。」 女の子「砂糖、大好きなの!」って言われてくさってます。
 この間、お爺さんと、たまたま、同じ電車に乗り合わせた時、タイツをはいた女の子を見た、お爺さん「おい、大介、あの女、股引をはいとるぞ!」と大声で、言うので、ヒヤヒヤします。

 さて、このお爺さん、相当な毒舌なのですが、感じは悪くないと云うより、人がらに威厳と人品があり、格好いいです。
(***ここの一行=RSS feed でエラーをだすので、削除して、コメントに移しました***)
 人生、なんとか、格好良く終わりたいで、僕も、この爺さんの真似をして、これからの趣味は、もっぱら「世間の悪口を言うこと」で行ってみようと思います。

 そして、その悪口を言う場所は、このブログにします。
 皆さん、僕の人品向上にご協力くださいね。
 それよりも、いっそ、世間悪口クラブでも結成して、一緒にどうですか。

かんさん、面白かったよ!


 この間の「旅のお話会」、かんさんが訪ねてきた、地球最後の秘境 * ギアナ高地 (南米・ベネズエラ)を舞台とする、SF探検小説。

 かんさんは、この物語を読んで、ここへ行く気になった。」とか聞いて読んでみました。
 作者は、コナン・ドイルですが、シャロックホームズものより、こっちの方がはるかに面白い。

 でも、これを読んで、ここへ行くになる、かんさん」って人も面白い人ですね。
=しかも、1年かけて、スペイン語を習得までの準備をして。

教育亡国(筑摩書房)林竹二著

弟に借りて読んだ本で、少し古いが、日本における教育の問題点を衝いた名著と言って良い。
それが、なんと悲しむべきか、ネットで調べると、1円+送料257円で売られている。送料にかける対価よりはずーーーっと価値がある内容。
林の表現そのもの全てに共鳴するわけではないが、多くの方が読んでほしい。

著者が最も強い危機感を抱いているのは、「戦後折角、教員が国民に対して直接責任を負う体制に変りかけたにもかかわらず、教育を担っていた人たちが戦後の急な変化についていき切れなかったのと官僚の画策とによって、結局、教育内容を国家が統制する戦前と同じ体制に戻ってしまったこと」だと思う。
官僚支配によって教育が形式主義に陥り、定められた過程に従い、沢山の項目を何とかこなす事が教員に課される。子ども達が本来学ぶべきこと、自ら課題に取り組み、自分で考え、自問自答を重ねる事こそ最も大切なのに、これがないがしろになってしまう。子ども達に面白いと感じなさいという事が無理なことになっている。
1983年ころの著作だが、理科で遊ぼう会の活動を通じて、現場の心ある先生方の悪戦苦闘を垣間見、我々の授業への子ども達の反応を見ていると、今更ながら林竹二の指摘の重要性を感じる次第です。

この著作の価値から判断して、たった258円で売買されるのを見るのも悲しいが、それでも良い、多くの方々が読まれるよう勧めたい。

ヒトはなぜ戦争をするのか?


「ヒトはなぜ戦争をするのか?―アインシュタインとフロイトの往復書簡」を読んでみました。
 第2次世界大戦前のナチスが台頭する時代。
 物理学者のアインシュタインの問いかけに、心理学者のフロイトが答えたもの。
 フロンティアがあって、経済成長のための資源が無限にあるなら、原則、戦争しなくて済むものだと、自分は思い込んでいたが、フロイドの答えはそうではない。
 自然が広大で、人間の望むものを十二分に与えてくれる土地があって、そこに穏やかな生活を送る種族、強制や攻撃などに縁のないヒトがいると」言う話は、私には信じられない」とフロイドは言ってます。
「人間から攻撃的な性質を取り除くなど、できそうにない!」と結論づけてます。
 これは、少々、ショックでした。=人間って奴は、度しがたい厄介な動物なんだ!

松井孝典著:”宇宙人としての生き方”

宇宙人としての生き方
 図書館から、標記の本を借り出して、読んでみました。
 権兵衛さん紹介の「人体600万年史-科学が明かす進化・健康・疾病 上・下 ダニエル・E・リーバーマン(早川書房、2015、各2200円)」と内容的に似通った本かもしれません。(こっちは、まだ読んでない)

 著者の専門は、宇宙科学なのですが、難しい数式はなく、科学書のようでもあり、哲学書のようでもあり、岩波新書で、200頁をちょっと超える程度。
 日本人としてではなく、世界人、それ以上の宇宙人としての生き方を考えないといけないと、説いてます。
 600万年前にチンパンジーから分化した人類。
 気候変動が落ち着いた1万年前から始めた農耕牧畜。
 18世紀後半から始まった産業革命以来、欲望のままに人間圏を拡大。
 特に、20世紀は異常な世紀でした。
 地球システムを持続的に維持するには、世界人口は、10億人が限度。 人口を今の六分の一以下にしないといけません。
 20世紀の思考法、価値観、概念、制度をもとに、21世紀を考えるのは、人間圏にとって、自殺行為と断じてます。
 民主主義、市場主義経済、人権、愛、神、貨幣など、20世紀的な枠組みの中で確立した概念や制度をもとに、21世紀を考えたら、必ず破綻すると書いてあります。 

七十歳死亡法案、可決

七十歳死亡法案、可決 という本を読んでいます。

七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)

国民の80%の支持を得た政権が登場し、「日本のために70歳の誕生日から30日以内に死ななければならない」という法案が可決された。施行初年度は、既に70歳を超えている人を含めて約2,200万人が死亡し、次年度以降は毎年150万人が死亡する、とのこと。

施行まであと2年のドタバタが描かれている。十数年間 姑の介護をしてきた専業主婦東洋子は、施行されれば介護から開放される、と期待する。12年の余命を宣告された夫は、仕事するのがバカバカしい、と早期退職してしまう。海外旅行をする、というので東洋子は、「一緒に…」と期待するが、学生時代の登山仲間と二人だけ、だそうで、介護を妻に任せたままトンズラ。寝たきりで介護されている姑は、体が不自由な代わりに頭脳が明晰で、東洋子の夫と二人の娘に遺産分けをしようとして、3人と話しあうことになる。姑の介護には参加出来ないほど忙しい二人の娘達は、イソイソと集まるが、「介護は嫌だ、財産は欲しい」と露骨。すっかり嫌気をさした姑は、「お金を分配するのは、私が死ぬ年。つまり2年後」と宣言する。

そうしているうちに、同い年の老人が、「70歳を超えても死ななくて済む方法がある」という情報を持ってきた…

 

現在(2016.2.1)現在、そこまでしか読んでないけど、非常に面白いので、皆さんに奨めます。特に、専業主婦・元専業主婦の人は、興味あるのではないか、と思います。

今野浩:「工学部ヒラノ教授」

最近、立て続けに「工学部ヒラノ教授」・「工学部ヒラノ教授の事件ファイル」(どちらも新潮文庫)・「工学部ヒラノ教授と4人の秘書たち」(技術評論社・ハードカバー)を読んだ。東大の修士課程を終了して民間企業に勤務し派遣されたアメリカで学位をとって、帰国。筑波大・東工大(一般教養)・東工大理学部教授という経歴の人である。

私だけかもしれないけど、非常に面白かった。権兵衛さんには、是非ともお薦めです。他の人達は興味を持つのか否かよく分からない。親愛なる山の神様に薦めたけど、読みたがらないみたい。

この書名から、直ちに連想されるのが、「文学部 唯野教授」(筒井康隆)である。読んだことがなかったので、読もうとしてみたけどホンの数ページ読んだだけで放り出した。面白おかしく話をだすだけの内容、と見た。約40年間大学教員をしてきた私の経歴から見て荒唐無稽な戯れ言の羅列に思えた。

それにしても、何故「ハードカバー」なんですかねぇ。「…と4人の秘書たち」は、ハードカバーであり、買うのも面白く無いので、市立図書館で取り寄せてもらった本を読んだのだけど、読みにくいったらありゃしなかった。

アマゾンで「工学部ヒラノ教授」を検索すると「今野浩」先生の他の著作が沢山出てくる。末期高齢者になってしまった今では「工学部ヒラノ教授の論文必勝法」など、興味が無いけど、若い時に読みたかったなぁ。結局、何にも勝てないで、名も知られないガッコの教員で定年になった三流センセイの述懐かな。

人体600万年史-科学が明かす進化・健康・疾病 上・下

私のブログ 折にふれ の今年元旦の記事で、昔の同僚で、いつでもLOUPE という題のブログの著者を紹介したが、その彼から一昨日、何人かの仲間の同報メールが届きました。その中で

「よい本に巡り合いましたので紹介します。 人体600万年史-科学が明かす進化・健康・疾病 上・下
ダニエル・E・リーバーマン(早川書房、2015、各2200円)」 今年度私が読んだ本のなかでベストかと思います。」とあり、長いですから主題である第3部から読み始めるのもよいかもしれません。はじめの3分の2は準備段階ですが人類進化史としても十分な内容です。ぼちぼちと読まれてはいかがでしょうか。とありました。

本来なら自分で読んでから紹介するべきものですが、今は読書とは別の二つのことに殆ど多くのエネルギーと時間的、経済的資源を使っているので、中味から判断して、じっくり読みだすには時が必要だと感じたからです。そして、一緒の研究室に互いに助手でいたころは、2年後輩の私が、対抗意識丸出しで挑戦した相手であり、職場が別々になった後は、何かにつけ助け合った心から信頼する人だからです。きっと、興味がおありの方が読まれたらよい本に違いないと思いました。既に読んだ方、よかったらご意見を。もし読む気になって読まれた方も後でご意見いただけると有難いです。私も読んだら意見を述べます。

メールに添付されてた書評の最後のところを紹介します。

「 この本は3部構成になっていて。第1部 サルとヒト、第2部 農業と産業革命、第3部 現在そして未来、に分かれている。第1部はヒトがチンパンジーから分岐して600万年の進化についての古生物学、第2部は農業を始めてからの1万年と産業革命後の150年の歴史学、第3部は心臓疾患、脳梗塞、がん、糖尿病、骨粗鬆症などの現代病についての医学である。3つの異なる分野が進化という軸で関連づけられている。

この本では専門用語や難しい科学の議論はできるかぎり避けられている。その分説明が長くなり本文だけで600頁近くある大部になっている。この大部であることがこの本の唯一の欠点だ、といってもよいくらいの名著である。とくに、老年を迎えつつある人にぜひ薦めたい本である。」